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株式会社リアライズでは、現在ただ焼却されているペットボトルのキャップを使ってカプセルトイのカプセルやフィギュアを作り市場に投入していくことで循環する社会作りを目指していく取り組みをしています。
ペットボトルキャップを使ったカプセルトイを開発、普及させていき、温室効果ガスと言われるCO2の排出量を削減を目指す運動の中で、もともとゴミとして焼却されていたものから作られたおもちゃを全国の保育園や幼稚園に進呈し、お子さんのうちからリサイクルの大事さや有効性を感じてもらうこと、世の中の価値観を変えていくことを目指していきます。
現在多くの方がご家庭や社会生活の中でペットボトルの分別をしているかと思います。ただ、実は集められたペットボトルキャップは可燃ゴミとしてただ燃やされているということをご存じでしょうか?
日本国内で1年間に消費されるペットボトルは250億本と言われています。つまり1年間に約250億個のペットボトルキャップが燃やされているということになります。
250億個のペットボトルが燃やされることで排出される二酸化炭素の量はなんと1500億グラム(15万トン)にもなります。これは樹齢40年の杉の木が1年間に吸収するCO2量の約170万倍、つまりこれらの二酸化炭素を浄化する為には170万本の杉の木が必要となります。
※温室効果ガスと言われるものの中で二酸化炭素が最も地球温暖化に影響を与えていると言われています。

ゼロエミッションとは、排出物を限りなくゼロに近づけることを目指す概念です。
特に、産業活動から出る廃棄物や温室効果ガスなどの排出を、再利用やリサイクルによって削減・無害化し、最終的な排出量をゼロに近づけることを意味します。
東京都では2030年には温室効果ガス(ほとんどがCO2)を2000年度比で50%削減、2050年に実質ゼロを目指しています。
2023年の東京都の排出量は2000年比で33%削減できていますが、まだまだ高いハードルのように感じるゼロエミッションに近づける為、そして、暑さによってペットボトルがより消費され、ペットボトルの消費が増えることにより温暖化が進むこんな循環を断ち切るべく、私達はペットボトルキャップからおもちゃを作ることを目指して開発を進めてきました。
開発の中で着目したのが今や玩具業界の35%を締めるほどに成長したと言われるカプセルトイの市場です。カプセルトイの市場は2024年に1400億円を越えたと言われており、5年前の約5倍程に成長している市場です。
成長を続けるカプセルトイ市場の流通に投下できる商品を考えて私達はペットボトルキャップからカプセルトイのカプセルを生成することに成功しました。ペットボトルキャップから生まれたカプセルは「Voxel」と名付けられました。

Voxelは捨てないカプセルというコンセプトを持ち、カプセルそのもので遊ぶことができます。
サイコロとして、ブロックの様に積み上げたり、貯金箱にもなり、アクリルスタンドの台座にもなります。

燃やされる予定だったゴミ100%で新しい製品を生み出すことを完全水平リサイクルと言います。
私達はペットボトルのキャップを使った世界で初めての完全水平リサイクル製品を世に出していくこと、そして現在日本で急速に成長しているカプセルトイ市場に対して、カプセルという必ず使用するアイテムを導入していくことで、多くペットボトルキャップの焼却を削減できるのではないかと考えました。

また私達はVoxel以外にもペットボトルキャップからミニフィギュアやブロックを製造し、主にお子さんに無償提供していく活動を始めていきます。2000年代から提唱され始めたSTEM教育(Science,Technology,Engineering,Mathematics)という横断的な教育方針の中に、昨今では「環境(Environment)」という要素が加えられ、ESTEM教育という概念が生まれています。
ペットボトルキャップというもともとゴミとして処理されていたものがおもちゃになるという出来事を子供のうちから認識し、持続可能なサイクルを作っていくことの大切さを遊びの中から学んでいってくれることを期待しています。

今を生きる私達は何かを環境に悪いものを一切生み出さずに生きていくということができません。
それでも1人1人の意識の中に「生み出した分ちゃんと循環させる」という考え方が芽生えれば、この便利な社会活動を行いながらも持続可能な社会作りは実現できると信じています。
そうした良い社会を作っていくというこれから当たり前になっていく考え方に対し、ものづくり企業だからできることを追求していきたいと思います。
未来に対して少しでも良いバトンを渡すの今の私達の使命とも言えるのではないかと考えています。

(順不同、敬称略)
| 昌和プラスチック工業株式会社 | 富士無線機材株式会社 | 朋友デジタルメディアサービス株式会社 | 清川英恵 |
| ほりの | Mihoko Tono | 森純一 | 日本ものづくり探訪 |
| kiyobey | りょうじ | 魚正 | きなこ@英語コーチ |
| レバーン匹田 | daisuke.w | 尾木洸太 | 安保 奈緒美 |
| なおこ | 富山直之 | 龍神 京 | 増田 裕之 |
| たに | 柳谷千尋 | えみりぃ | bon735 |
| opuru | HIDEH FURUSAWA | ようか | しゃべりBARみお |
| なしえ | TK | 今井真子 | ぱんち@らしさ応援 |
| 野口 直人 | ひさなっつよ | 村山 澄江 | ゆきみち |
| おきおぢ | 新保 博文 | 野澤 麿友子 | おひがし |
| Aya Nishimoto | 桂川庸夫(シルクエンターテイメント) | あかね | ぴよ |
| gumiflight | やまだかよ | 小川 敦也 | photof_miura |
| 内田琴美 | あおさん | Yoshi | コンタクトシミ |
| 高橋 | 後藤 良介 | あい | masanori hamanaka |